ご高齢であること、あるいはお体が不自由なことが理由で「歯科医院へ通うのが難しい」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。通院が困難な方の場合、ご自身でお口のケアがうまくできないケースも少なくありません。
私どもは開院以来、訪問歯科診療に力を注いできた歯科医院です。理事長を筆頭に、訪問歯科診療の経験が10年以上(※)ある歯科医師はもちろん、経験豊富な歯科医師が多数在籍しています。
数多くいる女性の歯科医師も訪問歯科診療を担当。女性ならではのきめ細やかな気遣いや丁寧な治療をご提供しています。
個人宅だけでなく、介護老人保健施設やサービスつき高齢者向け住宅といった施設にも訪問しています。1か月に160件以上(※)の訪問歯科診療を行っており、訪問歯科診療の知識と技術が豊富です。ノウハウを知り尽くした当院だからこそ、一層安心して治療をお任せいただけるのではないでしょうか。
歯とお口、そしてお体全体の健康のためにも、是非、治療やケアを受けてくださればと考えています。
※2024年現在
ご自身の意思通りに通院やケアができる方に比べ、介護が必要な方の中には「虫歯や歯周病で痛みを感じる」「入れ歯が合わなくて噛めない」といった悩みをお持ちの方が多く見られます。
困っていることを思い通りに伝えたり、歯科医院に通ったりすることが難しく、そうした症状を我慢している方もいらっしゃるかもしれません。
訪問歯科診療を専門とする私どもは、ご自宅や施設でも、通院した場合と同じ程度の治療を受けてもらえるよう、専用の各種機材を整備しています。これにより、歯科医院で行う入れ歯の調整や虫歯の処置などが、ご自宅・施設にいながら受けられるのです。
訪問の際には、持ち運び可能な歯を削る機械「ポータブルユニット」や、入れ歯や詰め物・かぶせ物の調整に用いる「ポータブルエンジン」を用意して伺います。
なお、当院が訪問歯科診療で対応しているのは、ご高齢の方ばかりではありません。私どもは難病指定医療機関に指定されており、指定難病医療受給者証をお持ちの方にも診療を受けていただけます。
訪問歯科診療は、通院が困難な方々の治療に携わるからこそ、患者さまがより一層、安心して治療をお受けできるようにと心がけています。
例えば、全身の健康状態をモニタリングするため、動脈血酸素飽和度と脈拍数を測定する機器「パルスオキシメーター」や血圧計を持参。
健康状態に不安のある方が多くいらっしゃる訪問歯科診療だからこそ、歯科医院で行う診療以上に感染対策や衛生管理を徹底しています。
一度使用した器具を使い回すことは、絶対にありません。洗浄・消毒を行った後、個包装にして「高圧蒸気滅菌器」と呼ばれる殺菌する機械で滅菌処理をしています。
私どもはこのように、お口の治療だけに留まらず、全身の健康や安全に配慮した往診を行っています。
介護が必要な方は、ご自分の手だけ、あるいはご家族の手だけでお口を清潔に保つことが困難です。
当院は、こういった方々の助けになりたいと思っています。訪問歯科診療を生活の一部に取り入れていただければ、介護が必要な方であっても虫歯・歯周病の予防に取り組めるでしょう。
お口のケアは、舌や口唇(こうしん:唇のこと)などの機能の改善にも良い影響を及ぼすもの。お口がしっかりケアされていれば、食べる量が増えて栄養状態の改善が図られ、免疫機能の向上が期待できるようになります。
お口の中を清潔に保てれば、本来届かないはずの、お口の細菌が肺に届いてしまうことで生じる「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」の予防にもつながります。お口の健康から全身の健康を保てるよう、私どもがきちんとサポートしますので、気軽にご相談ください。
なお、当院では歯科衛生士によるお口のクリーニングを行っています。プロによるお口のクリーニングなら、普段の歯みがきでは落としきれない汚れまできちんと落とせます。定期的にプロがお口をキレイにすることで、きっと気持ち良く快適に毎日を過ごせるでしょう。
加えて、患者さま自身やご家族の方に、歯や入れ歯のお手入れ方法もお教えしています。全身の状態に配慮しながら無理なく進められるようアドバイスしていますから、ご安心ではないでしょうか。
ご本人やご家族の方に向け、私どもは、お口のケアについてわかりやすくお伝えしています。
ケア用品のご紹介もでき、患者さまのお口の状況に合わせた商品をお買い求めいただけます。お口の健康のサポートは当院にお任せください。
食べ物を噛んでから胃の中へ送り込む一連の動作のことを「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」と言います。ご高齢の方は、この、食べ物を飲み込む摂食嚥下の機能が低下しやすく、「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を起こすことがあります。
誤嚥性肺炎とは、しっかりと物を噛んだり飲んだりできていない場合や、食べ物が誤って気管に入ってしまった場合に、細菌感染を引き起こして発症する病気です。
「食べ物が飲み込みづらい」「噛むのが大変で食事が十分にとれない」…こうした方々のお力になりたいと考える私どもは、食事でむせてしまわないよう、飲み込みに必要な機能である摂食嚥下のリハビリや訓練を行っています。
リハビリのプランは、歯科医師・歯科衛生士・訪問コーディネーターを含めたスタッフが、患者さまに合わせたものを作成。そのプランを患者さまご本人や介護されている方に共有し、わかりやすくご説明いたします。
当院では基本的に、摂食嚥下訓練などの専門的なリハビリは、歯科医師と歯科衛生士の担当です。食べ物や唾液を飲み込むご様子をチェックし、摂食嚥下の機能に問題がないか確認。その結果をもとに、患者さまの状態に応じた機能訓練やリハビリを進めてまいります。
飲み込む機能や噛む機能の程度によって、その方に適した食べ物の形状や大きさ、柔らかさなどは違います。食べ物の形状はペースト状が良いのか、とろみはどのくらいつけたら良いのかなど、遠慮なくご相談ください。少ない量でも十分に栄養価が高い食べ物を選んだり、食べやすい食材の形や状態をアドバイスしたりできます。
食事のとり方をチェックしたり、むせないような噛み方・飲み込み方をお教えしたり、誤嚥性肺炎の予防に尽力したりなど、患者さまがお口の健康から全身の健康を保てるようサポートしています。
私どもはこれまでに、居宅や高齢者施設などを伺う訪問歯科診療に携わってまいりました。長年にわたって数多くの施設を訪問してきたため、訪問歯科診療に関するノウハウを多数蓄積しています。
少しでも関心がおありでしたら、気軽にご相談ください。
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